何があったの matsuri?
死ぬなんて言っちゃだめだよ!
ごめんごめん!
いや、いろいろあってさー
コロナの感染拡大が始まる2019年冬、matsuriはヨーロッパの小さな国に住んでいた。
会社は外資のIT企業。
海外の会社にもかかわらず、毎日朝7時から夜8時頃までの激務…
やっと取れた2週間のホリデー(有給休暇)が終わり、会社に戻ると世の中のコロナの状況が悪化。
そしてロックダウン…
maturiが「会社を辞めるまで」「会社を辞めたワケ」を語る。
1, 帰国後すぐに在宅勤務に!
ロンドン&ブダペスト旅行から戻り、ボスにあいさつに行ったらなにやら深刻な顔をしていたのを覚えている。
そして、その後すぐに「明日から全員リーモートワークをすることになった」と発表された。
(その日のうちにパソコンやモニターを家に設置することに。)
そこから3ヶ月間のリモートワークが始まった。
激務だったため、「通勤がなくなること」や「身支度しなくてもいいこと」など、わたしにはメリットだらけだった。
なにより、一人暮らしのペントハウスのアパートメントがお気に入りだった。
だから、ずっとひとりで家にいれることはラッキーでしかなかった。
海外のIT企業なので遠隔で仕事することはとっても簡単だった。
もともと自宅で仕事をしていたスタッフもいて、社内のやりとりは普段からスラックを使っていたし、Zoomでのミーティングもみんな慣れていた。
もはや会社に行く必要ないよね―って思っていた。
2, なんでコロナ禍なのにこんなに忙しいの?
甘かった…
せっかく手に入れた天国生活だったが、変わらないのは「激務」だった。
朝7時から開始して、夜8時くらいまでずっと仕事してた。
ランチの時間を取れないくらい忙しかった。
海外の会社なんだから、「時間内しか仕事しないスタイル」でもよかったけど、結局大変な業務がたまって自分たちが大変になるとわかっていたから頑張ってしまったんだよね。
でもさ、気づいたんだ。
世の中の人たちはコロナのおかげで「自分の時間」を得ているらしいと。
(それぞれの状況もお有りだと思うので、語弊がありましたらごめんなさい)
えーーーーーーーーー
わたしにはないんだけど!!
あれ?おかしい!わたしの人生こんなじゃない!!
なにやってんの?バカばかっ!!
3, やばい!明日死んだら後悔する!
そして決めた。会社を辞めるって。
とにかくその時は、会社を辞めることが第一優先だった。
忙殺されすぎて心が病んでいたと思う。
あろうことか海外の会社なのに、残された人たちのことを考え3ヶ月後に辞めると伝えた。
どこまでまじめな日本人なんだろう…
いや、そもそも海外で海外の会社なのに激務してる時点でおかしい。
日本のブラック企業で働いて消耗してるのと一緒だから!
コロナ禍で、海外に住んでいるにもかかわらず、仕事があるっていうのは本当に恵まれていたと思う。
わたしが住んでいた国でも、職を失った地元民がたくさんいるらしい。
会社を辞めることで幸せを感じるのであれば、わたしは会社を辞めることをなんの躊躇することもなく選べる。
この仕事続けるくらいなら、死んだほうがマシ
っていう話。
4, 幸せはいっぱい転がっていた
会社を辞めてからは一気に本物の天国生活を手に入れたわたし!
仕事をしていた時と同じように早起きし、ゆっくり瞑想とヨガをする…
ゆっくり朝食をとる…
空をぼんやり眺める…
食べたかったものをゆっくり作って食べる…
ああ、住むところがあって幸せ!
(しかもペントハウスにひとり暮らし!)
ゆっくり洗濯できるって幸せ!
星が見えて幸せ!
ビールがうまい!!
とにかく、まずは自由を手に入れた事をゆっくり味わって、それから次のことを考えようって決めた。
5, 会社の都合のいいように働かされていたという被害者意識
これまでの話を聞いてひどい会社と思ったかもしれないが、実はそうではない。
だって、海外の会社である。
やるべきことをやっていれば問題ないのだ。残業する必要はない。
外国人スタッフは定時きっかりに帰っていた。
(てか、たまにフライングしてるし。)
社長やボスは外国人だったが、日本のベンチャー企業で働く人のように常に頭の中は仕事のことでいっぱいで、しかも彼らは仕事を苦痛と思っていない。
会社で働くことは楽しいことだと思っている。
だから、残業して1日中働くmatsuriたちを純粋に仕事や会社が好きなんだと思っていたと思う。
もちろん会社として、「スタッフの人数が足りていないこと」を深刻に捉え、早急に増員するべきだったが、こちらからも苦痛であるこの状況をもっとボスに訴えるべきだった。
実際のところ、直属の上司が日本人でブラック企業出身だったため、この状況を“当たり前”と認識されていたのだ。
外国人であるボスにこれらを踏まえ直談判するには、悲しいかなmatsuriの英語力は乏しすぎた…
6, そんなもの必要ない!ムダな正義感
会社のためなんて思っていなかった。
ただただ自分があとから大変になるから、自分のためにやっていると思っていた。
でも自分を犠牲にしてるんだよね結果的に。
事実、心身ともに疲れ切っていた。
自信持ってアピールすればよかったのだ
仕事はしっかりやっていたし、評価はデータにも現れしっかり結果を出していたんだから。
それ以上がんばっていたのはなんで?
ただの正義感じゃない?
そんなものはいらない!
海外生活を続けたいから?
matsuriの英語力で働かせてもらえる海外の会社なんて他にないから?
いや、こんな生活続けるくらいなら死んだほうがマシ。
7, この会社で働けてよかったこと
結局、新しいスタッフが3名入りmatsuriは無事に会社を辞めることができた。
引き継ぎや教育までやってあげる手厚いおもてなし。
これは正義感ではない。
彼らがこの会社で楽しく働けたらいいなと思った。
英語力のなさに苦痛を感じたり
日本人スタッフにジェネレーションギャップを感じたり…
(外国人スタッフは年齢関係なくフレンドリー)
見えない大きな壁にはいくつも遭遇したけど、この会社で働けてよかったことはたくさんある。
・サービス業からIT業界に転身できた
(数年前から思い描いていたことが、まさか海外で実現した)
・SlackやZoomを使うのが当たり前になった
(習慣は人を変えられるね)
・英文テキストでのチャットやメールのやりとりのハードルが少し下がった
(やっぱり習慣は人を変えられるね)
・辛く地味な作業に対する免疫ができた
(IT関係の仕事は総じて地味で地道な作業だと思う)
・より深くパソコンを使ったリサーチ業務ができるようになった
(追求する精神が身につき、要領よく調べられるようになった)
・パソコンを使用しての段取り力が上がった
(パソコン業務に慣れ、効率よく作業を進められるようになった)
・インターネットをエンタメとしてではなく、ビジネスと捉える目線に変わった
(オンラインビジネスをやるためには必須な感覚)
・Webマーケットがどのような仕組みで動いているのか世界視野で捉えられるようになった
(オンラインビジネスが無限大であることを知り驚愕)
まだまだいっぱいあると思うけど、とりあえずこんな感じ。
matsuriのこれからの人生の方向性のためにも大きな経験となった。
辛い業務だったけど、思い返せば会社のみんなは優しくいい人だったし、楽しいこともいっぱいあった。
会社でローマ(イタリア)に旅行にいったり…
パーティしたり…
月曜のブレックファーストや金曜のランチ…
コロナでリモートワークの時は週に1回はランチのデリバリーがあったし…
通勤の時は毎日タクシーでお迎えだったし!
そういえば、立ち仕事に慣れているmatsuriがデスクワークで腰が痛いってボスに言ったら、ボスがスタンディングデスクを用意してくれたな…
本当にありがとう。
いまではいい思い出ばかり。
8, 会社辞めたこと後悔してる?
答え…
No!! 100%後悔してない!
というか、matsuriはこれまでの人生に0.1%も後悔はありません。
これまでの転職についても前向きに考えてのこと。
ひとつの事(会社)にとらわれて執着するのは好きではありません。
それより、そこには感謝してお別れし(手放し)、そこでの経験を活かして次にどんどん進んでいく。
これがmatsuriスタイル。
挑戦することが大事!
最初の小さなハードルは、もはや自分にとって簡単なもの。
それの繰り返し。
いい思い出とつらい経験をバネにmatsuriは次のステージに進む!
* 最後まで読んでくださったみなさまへ *
もしあなたが会社を辞めたいと思っているのであれば、個人的には賛成です。
なぜなら、辛い時は冷自分を見失い、冷静な判断ができないから。
辞めて冷静になると、自分とゆっくり向き合えます。
でも辞めたい理由、環境や状況によって判断が難しいので、まずは長期でお休みを取られることをおすすめします。
お休みの間、仕事の事を忘れリフレッシュしたり、辛い胸の内を誰かに聞いてもらうのもいいかもしれない。
(グチを言うことが習慣化するのは良くないので、話す相手は慎重に選んで!)
matsuriはひとり旅が好きだから旅行に行くかな。
いつもと違う土地に行くと、いろんな人がいるな―世界って広いな―って思える。
お悩みをきいてくれるサービスを利用するのもいいかもしれない。
(きいてくれる専門で。「相談」はおすすめしない。なぜなら答えは自分しか持っていないから)
本気で退職の相談をしたいなら専門家にお願いするべき。
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あと、本気で退職を考えているなら、退職代行にお願いするのもいいかも。
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宇宙から見たら会社での悩みはゴミみたいなものです。
そのために自分の人生を棒に振らないように、自分を大切にして生きていこう♪
matsuri
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