断捨離か…
このギターは捨てられないなー
大事なモノは捨てなくて大丈夫だよ。
自分にとって必要なモノとそうじゃないモノを見極めるのが大事。
断捨離を始めている人、始めてもなかなかうまくいかない人、性格や環境によっていろいろだと思う。
でも安心して。断捨離にもステップがあるから。
全荷物「96㍑スーツケース」&「30㍑バックパック」で世界を暮らすように旅しているmatsuriが、これまでの断捨離の歴史について語る。
1,断捨離どころかモノが好きすぎた
matsuriは小さい頃からモノを大切に使う、本当にいい子だった(と思う)。
ゆえにモノを捨てられなかった。
着られなくなった服には愛着があり、捨てるのも、人に譲るのも、できれば避けたいくらいだった。
東京で一人暮らしをしていた時も同様、matsuriは自分の好きなモノに囲まれて暮らすことが幸せだった。
そして、気がつくと「大事なもの」だらけになっていた。
子供の頃からの文集やアルバム…
新体操の手具…(中学のとき新体操に入っていた)
美大入学前のデッサンの山…
美大で制作した課題の山…
母親が作ってくれたもの…
2,断捨離を知らなかったけど整理収納が得意だった
「断捨離」はもとはヨガの行法だったとのこと。
「断捨離」のそれぞれの文字には、ヨーガの行法(ぎょうほう)である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)に対応し、
断:入ってくる不要な物を断つ。
捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
離:物への執着から離れる。という意味がある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
すなわち「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。ヨーガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされている。
そのころのmatsuriは断捨離のことは知らなかったが、掃除や整理整頓をするのが好きで、便利収納グッズを使って工夫して収納することが好きだった。
だから、増えたモノもmatsuriの整理収納の腕により、気にならなかったのだ。
友達の家の「模様替え&整理収納」を何件かお手伝いさせてもらったことがあるくらい。
3,自分のモノには愛着があって思い出いっぱいで愛おしい
最初の転機が訪れたのが、東京のアパートを引き払って2000メートルの山の上のホテルに住み込みで働くことに決めた時。
まずは東京のアパートに溜め込んだ「matsuriの大好きなモノたち」とお別れしなければならなかった。
その時はモノへの執着が捨てきれていなかったため、お別れしたのは大きな家具のみ。
ほとんどを下に住んでいた大家さんが気に入って引き取ってくれた。
そして、美大時代の作品や思い出のモノは実家へ。
山の上のホテルには大きなダンボール4個を送りつけて驚かれた。
(その頃のmatsuriは、全荷物がダンボール4個なんてとても少ないと思ったけど。)
モノが減らない理由は簡単。
それは
モノを捨てないから。
はい。その頃のmatsuriはまだモノに対する執着がすごくて、手放せないでいた。
むしろ、大事に手入れし…丁寧に保管し…
「これもいつか使うかも」とそのたびに毎回梱包し…という手間を繰り返していた。
実際は「いつか使うかも」の頻度は段々下がり、年1回使えばいい方。
そうこうしているうちに、知らずにそのモノは劣化している。
なんか寂しいけど、これが世の中の常…
4,キレイに整理収納しても物が減らない理由はコレ
住み込みのホテルの仕事が7件目を超える頃、必要な身の回りのモノを用意し、毎回ダンボールに詰めて梱包し…という作業がおっくうになってきた。
そして、念願だったマイカーを購入し、車に必要な荷物を積み込み、全国を旅するようになった。
しかし、こんなに片付け上手、旅上手のはずなのに、なんで変わらずモノに囲まれた生活、そしてモノの多さに苦労する生活をしているんだろう…と思い
「整理収納アドバイザー」のセミナーに参加することにした。
(移動の通り道の名古屋で見つけた)
このセミナーは、参加しテストに合格すると2級の認定資格が取れるとても簡単なものだった。
(matsuriはテストにも合格した)
内容は、なるほど納得。
そうかそうか、収納っていうのはこういう風に定義されるんだね。
とまあ、頭では納得できる内容だった。
でも衝撃だったのが
「収納」というのは、
「しまい込むこと」ではなく「整理してから行うこと」ということ。
そして
「整理」というのは、
「不要なものを取り除き」「区別すること」ということ。
matsuriは収納の天才だと思っていたが、この定義から見ると、収納できていないことになる。
そう、整理の最初の「不要なものを取り除き」ができていないから。
はぁ…やっぱり。
これは整理収納の方法論ではなく、もはやモノとの向き合い方を変えていくための精神論の領域だ。
5,物に対する執着を捨てるのに最強の方法
モノを減らすことは自分と向き合う精神論であることまで理解できたmatsuriは、徐々に自分のモノを減らす努力をするようになった。
そこから2年位は、試行錯誤しながら次の勤務地へ持っていくものを減らしてみたり、必要ないものを捨てたり。
そして最大の転機がやってきた。
10年ほど前から行くことを夢見ていた、スペインのCAMINOの巡礼の旅に行ってきたのだ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(サンティアゴ・デ・コンポステーラのじゅんれいろ)は、キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
巡礼路のうちスペイン国内の道は、1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」としてユネスコの世界遺産に登録された。
matsuriはフランスの国境からスペインに入り、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)に向かい、そして西の果てまで40日ほど歩いた。
この旅では毎日20から30キロを歩くので、荷物を極力減らさなければならい。
matsuriは小さめの34㍑のバックパックを用意したが、最初は中身はパンパンで取り出すのもしまうのも大変だし、肩や背中が悲鳴をあげていた。
そして、34㍑のバックパックから、さらに不要と思われるモノを減らし、なんとか最終地点まで歩くことができた。
服は毎日体と同じ石鹸で手洗いし、コンディショナーもしない。ドライヤーもなし。
もちろんすっぴん。
そんな生活を40日続けたけど、モノがなくても友達はできたし、おいしいものを食べることだってできた。
(それに身軽だと歩くのも楽しい!)
つまり、モノがなくても幸せに生きることができるって身を持って知ったということ。
日本に帰ってからmatsuriは大々的に断捨離を始めた。
海外に行こう(暮らそう)と決めたので、それも助けになったと思う。
断捨離の方法はまた今度☆
6,断捨離するにあたってお世話になったYouTubeチャンネル
海外行きの計画はトントン拍子で進み、ヨーロッパで暮らすことになった。
行きは「96㍑スーツケース」と「34㍑バックパック」。
他の人に比べたらだいぶ少なかったみたい。
ただ…友達ができたり、その国での暮らしが慣れてくるとまたモノは増えていった。
2年弱その国に住んでいたのだけれど、日本から持ってきて大事に取っておいたもの、楽しみが無くなんとなく買った洋服、身の回りの日用品、などなどでモノで溢れかえっていた。
そして会社を辞め、その国を出ることに。
旅をして帰ることを決めていたので、また本格的な断捨離の始まり。
海外暮らしでグラついてしまった「モノに対する精神論」を叩き直そうと、今度はスパルタで自分を追い込むことにした。
小旅行用にと購入した「機内持ち込みスーツケース」が増えたので、今度はこうなった。
(前より増えてる)
そして、これらに入れるモノを絞る際にお世話になったのが、YouTube。
全捨離に関する動画を見まくった。
といっても参考にさせていただいたのは、「運呼チャンネル」の櫻庭さんと
DaiGo先生の動画。
とにかく見まくって、メモして
それを何度も見返して選別していった。
一番最後のmatsuriの荷物の選別に役立ったのが、こちらのDaiGo先生の言葉
(※メモをたよりにしているので若干アレンジあるかも)
(※いくつかの動画のなかからの抜粋です)
3択の法則(4択以上は時間がかかる)
DaiGo先生の言葉
メンテナンスに時間や手間がかかるものはなくす
DaiGo先生の言葉
迷うと脳は疲弊し、判断力が鈍る
DaiGo先生の言葉
→基準をつくる。自分にとって何が必要?
モノを捨てるのではなく迷いを捨てる
DaiGo先生の言葉
1,一度捨てたら買い直す?
2,長期旅行に持っていく?
3,誰かが買ってくれるなら売る?
4,あの日に戻ったらまた買う?
5,お金が無限にあったらまた買う?
6,3年、5年、10年後も必要?
おかげでmatsuriはアパートを引き払い、旅に出発することができた。
7,断捨離のメリット
「運呼チャンネル」の櫻庭さんとDaiGo先生の動画のおかげで、あれからモノが増えることは無い。
ヨーロッパで旅を続けているmatsuriの全荷物は、このようになった。
なんと荷物が減って、機内持ち込みスーツケースが96㍑スーツケースに収まったのだ。
(計算していたんじゃないかってくらいピッタリ!)
いまは、この状態をキープできていてとっても快適!
* 断捨離を続けられていて感じるメリット *
・荷物が少ないと身軽(移動しやすい)
・着る服に迷わない(迷う時間の節約)
・モノを大切に扱う
・メンテナンスするものが少ないとラク
・収納場所に困らない
・思考がクリアになる(ムダに考えることが減る)
・やりたいことに集中できる
matsuriは現在、海外放浪旅中なのでメリットは大きい。
どこかに定住した際にはまた物欲が出てくると思うが、メンテナンスや手放す時のことも想定して「後悔しない買い物」をしようと思う。
* さいごに *
最初から断捨離が完璧にできる人なんていません。
たくさんの思い出があるモノを捨てるって、普通の人なら簡単にできることではないと思うのです。
だから時間をかけて少しずつ手放していけばいいのです。
matsuriのモノとの向き合い方については、また改めて書くことにしますが、まずは捨てる時に悲しい思いをしないためにも「買う時によく考えること」それから「いま持っているものを大事に使うこと」をおすすめします。
モノに振り回されない人生はとっても身軽で思考もクリアになるのでおすすめですよー♪
matsuri
https://matsuriism.com/covid-travel/
https://matsuriism.com/onlyshampoo/
https://matsuriism.com/impatience-is-chance/
お届けしたいのは「心」と「時間」のゆとりです【家事代行サービスキャットハンド】